クワコ写真(カイコガ科 学名:Bombyx mandarina)
カイコの祖先といわれるクワコは、約5000年前に中国で野生に生息していたクワコに改良を重ね、家畜化されたのがカイコといわれています。カイコは中国の宮廷内で門外不出で飼育されていました。
クワコは虫かごなどに入れ毎日、朝と夕方に桑の葉を与えますと以外と簡単に飼育できます。
ご紹介のクワコは、軒の下に自然に生えた桑の木に毎年繭を作るクワコです。
写真
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大きさ約6mmで採取、カイコでは2令ぐらいと思われます18日後に繭を作りました。
小さなときは比較的やわらかい若い葉を食べています。
人の気配を感じるとじっと動かなくなります。クワコもカイコと同じとてもおとなしい昆虫のようです。
初めは、桑の小枝を花瓶に挿して育て観察ました。
葉が枯れると新しい枝をクワコの近くに置くと移動してくれます。
体の模様も姿勢もすっかり枝のようにカモフラージュしています。
頭を触ってもほとんど全く動きません。
枝に擬態してじっと動かず、鳥などに見つかり捕食されるのを逃れていると思われます。
カイコにもある背中の模様は、枝の葉の落ちた後の模様にそっくりです。4日程後、繭を作りました。
クワコは葉っぱを丸めて中に繭を作るようです。糸は、黄緑色のとてもきれいな色をしています。
2日程で繭はできあがりました。
繭を作ったクワコは10日程で羽化しました。
クワコはカイコとは違い飛ぶことが出来ますので観察後は外に放すと元気良く飛んでいきます。
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