繭の糸取り(糸引き)用語集

繭の糸取りに関連した用語をめました。
繭、繭の糸取りのご参考に。

糸引き用語

座操(ざくり)
座繰りとは、江戸時代から養蚕農家で行われていた糸取りの方法です。
煮繭(しゃけん)
煮繭とは、繭を煮て繭を固めているセリシンを溶かし糸を外れやすくすることです。
繰糸(そうし)
繰糸とは、煮繭した繭から糸口を見つけ数本まとめて生糸を生産することです。
索緒(さくちょ)
索緒とは、煮繭した繭のもつれた状態の糸[緒糸(ちょし)]を引き出すことです。
索緒(しょうちょ)
索緒とは、もつれた状態で引き出された糸から1本の糸口の正緒(せいちょ)を見つけ出すことです。
緒糸(ちょし)
緒糸とは、キビソとも言い繭を作る前に吐糸した繭の周りに絡んでいる糸のことです。
蛹(よう)しん
蛹しんとは、ビスとも言い、サナギの近くの細く切れやすい糸引きをした後に残る糸です。
生糸(きいと)
生糸とは、繭の糸を数本を合わせ撚りを加えず、精練しないものを指します。
セリシン
セリシンとは、カイコの糸と糸を接着し繭の糊の役目をしているタンパク質です。
精練
精練とは、生糸を染める前に石鹸やソーダ等を入れたお湯で煮て、生糸の表面に付いているセリシンを取り除く工程です。
紬糸(つむぎいと)
紬糸とは、くず繭を真綿に加工し手で紡ぎ糸にしたものです。
カイコ(蚕)
カイコとは、別名家蚕(かさん) 生糸を取るために改良し農家で飼育される蚕のことです。
野蚕(やさん)
野蚕とは、野生の蚕、サクサン、テンサンなど。