繭の糸取り 簡単な糸取り方法

簡単な繭の糸取り方法

  1. 鍋に水を入れて沸騰しない程度に沸かします。
    お湯が沸きましたら鍋肌に触れない程度の数の繭を浮かべ(当店セットのなべを使用する場合は、15個以内)、アルミホイルを丸く折り曲げて落し蓋をします。
    時々アルミホイルの上から箸で軽く押さえて繭を沈めます。
    鍋底から小さな気泡が上がってくる程度(95℃位)の湯温で40分ほど煮ます。
    しばらくすると繭の中にお湯がしみ込み糸が外れてくる状態になります。

  2. 鍋を火からおろし、ホイルを押さえながらゆで汁を捨て、水か温水に入れ替えます。
    繭の外側には、短い糸があります。割り箸で、すくうか、つまんでたぐり取り、水の中で振るうようにしてもつれた糸や切れた糸を取り除きます。
    糸が切れずに1本になって外れてくるまでくり返します。
    (繭には、糸の外れやすいものと外れづらいものがあります。どうしても糸が外れてこない繭は、もう一度短時間煮て糸口を見つけてて下さい。)

  3. 糸が1本になって外れてきた繭は、水を入れた糸取り容器(おわん等)に移してください。または鍋に入れたまま、厚紙に糸を巻き取ります。
    途中で糸を切ってしまい、糸口が見つからないときは、(2)の要領で糸を引き出し、切れていない糸口を見付けて下さい。
    巻き取りは容器を床に置き、厚紙は角を丸く切り落として作業すると糸が巻き取りやすくなります。

  4. 繭が薄くなりサナギが透けて見えはじめましたら、巻き取りは終わりです。
    巻き取った糸にはセリシン(カイコの糸を固めている)が残っているため、固まってボール紙に張り付いています。
    ボール紙を丸めて生糸に裁縫用の糸を結び、丁寧にボール紙から剥がして外します。

ご注意

注意 熱湯を使用しますので、火傷にご注意下さい。
お子様は必ず保護者の方と一緒に行ってください。お子様の誤飲にご注意ください。