カイコ成虫写真集 品種名:里山黄金(さとやまこがね)
カイコ成虫の写真集です。
カイコの成虫はふわふわと柔らかい白い毛並みの麟粉に覆われていて、手に乗せて観察しても逃げたり、噛んだりしません。
画像をクリックすると大きく表示されます
またまひめの繭
桑の葉で育てると鮮やかな黄色(黄緑色)の繭を作ります。
人工飼料での飼育の場合は色が淡い黄色になります。蛹の様子
品種改良された蚕は繭を厚く作るため、成虫が繭から出てくるのが大変です。
養蚕業では産卵のために、繭から蛹を取り出して羽化させます。繭から出てきたばかりの蚕
羽化して繭から出てきました。
まだ羽や体毛(麟粉)が伸びていません。
羽化すると、たくさんの蛾尿を後ろに飛ばすようにして1~2回ほど排泄します。
服などに付かない様に気をつけてください。しばらく経つと羽が伸び、体毛(麟粉)もフワフワになります。
羽は個体によってはまっすぐ伸びない場合もあります。蚕は数千年にわたり人と一緒に暮らしていました。
品種改良されたため、立派な羽を持っているように見えますが、飛ぶことはできません。口の辺りにある水滴はコクナーゼといいます。
繭から出てくるときに、繭の糸を固めているセリシンというタンパク質を溶かし繭をやわらかくして、糸を押し分けるようにして外に出ます。
糸は溶けません。またまひめは、ふわふわとした毛並みと、大きな目を持つかわいい成虫になります。
カイコは指に乗せたり、軽く触れたりしても、燐粉が指にあまりつきません。
羽や体毛の麟粉はとても柔らかく、フワフワとしたさわり心地です。
蚕蛾の麟粉は無害です。メスは大人しくあまり動きません。オスは羽をパタパタとさせながらメスを探そうと動き回ります。
メスはお尻からフェロモンを出し、お尻を上げるような姿勢をしてオスを呼びます。
フェロモンを出す黄色い器官はメスだけが持っていますメスの大きなお腹には卵がいっぱい入っています。
オスのほうが小さく、メスより早く羽化します。奥の大きいほうがメス、手前の小さいほうがオスです。
紙で作った輪の中にメスを入れて産卵させます。1頭が生む卵の数は約500粒ほどです。
※参考 蚕の羽の形の様子
白繭の品種の蚕です。
役に立つページ
蚕の学習に役立つページ
アニメーションクラフト講座
繭クラフト写真集
みんなのクラフト便り投稿作品コーナー