長門国二の宮
延喜式内社
御祭神
仲 哀 天 皇
神 功 天 皇
応 神 天 皇
別宮
仁 徳 天 皇
地主大伸・武内禰
第十四代仲哀(ちゅあい)天皇が穴門豊浦宮(あなとのとゆらのみや)を興して七年間政を行われた旧祉。
仲哀天皇のお后、神功皇后がお祀りされています。日本書紀、平安初期の延喜式神名帳に記載されている歴史の古い神社です。
忌(いみ)とは斎(い)と同じ「神聖な」「清浄な」を表します。
詳しいご由緒はこちらから
ヤマトタケルノミコトを父とする仲哀天皇、神功皇后、応神天皇へと続く神話と古代のロマンに溢れた神社です。
忌宮神社では約1800年前の古事に由来する多くの神事、お祭りが今に伝えられています。
粥神供は宮司と禰宜により古式に則り木を擦り合わせて火を起こし、粥を調理して神前に供える神事です。
その後、仲哀天皇が新羅の将軍塵輪を射倒された古事により行われている神事、奉射祭が行われます。
祭典の後に行われる直会では小豆粥が振る舞われます。
蚕種祭では当店から奉納させて頂きました繭がお供えされ、神事・機織り奉納が執り行われます。
巨石6.3m重さ37.5t
蚕種渡来の地記念碑
約1800年前の昔、秦の始皇帝十一世の子孫功満王(こまおう)が入朝帰化し、豊浦宮にて仲哀天皇に蚕種(さんしゅ)(蚕の卵)を献上しました。
蚕は5000年程前に、中国で野生に生息していたクワコに改良を重ね家畜化されて中国の宮廷内で飼育されていました。
古代日本に中国から蚕種が渡来した伝承の地です。
蚕種祭では神事・繭からの糸取り・機織り奉納があります。
また献茶、漢詩朗詠など優雅ないにしえの時を感じる事ができます。
蚕菓子と煎茶ならびに季節粥の接待をお受けできます。
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忌宮神社の境内で行われる、山口県無形民俗文化財に指定されている長府夏祭り。
豊浦宮に攻め寄せた敵軍を苦戦の後、仲哀天皇おん自ら撃退され歓喜に沸く皇軍の様子を伝承するお祭りです。
境内の鬼石と呼ばれる石の周りを男達は「大幟」と呼ばれる長さ20~30mの竹を担ぎ、女達は「切篭」と呼ばれる燈籠を付けた笹竹を持って舞い踊る勇壮なお祭りです。
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境内に二重の注連縄を張り巡らせて人々の参入を禁じられます。
神職は斎戒沐浴忌ごもりをし、古式に定められた神事を行います。
大祭前の厳粛な斎籠りで御祭事が開けて12月15日より例大祭が執り行われます。
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忌宮神社は古くから武神として足利氏一族の信仰があり、足利氏から奉納された和歌4通。
忌宮神社御斎神事日程
奉射祭 一月十五日
蚕種祭 三月二十八日
春期大祭 五月十五日(近い日曜日)
数方庭祭 八月七日から十三日まで毎夜
秋期大祭 十月十五日(近い日曜日)
御斎神事・忌宮神社例大祭
十二月七日夕~十五日
詳しくは忌宮神社ホームページでご覧下さい。
http://www.iminomiya-jinjya.com/
案内図をクリックしますと大きく表示されます
資料・写真提供 忌宮神社
資料掲載には正式な許可を得ています